4月に入園した息子のある日の出来事をご紹介。私は当番ではなかったので、スタッフさんが保育後に伝えてくれた話です。
こどもの庭の一日は、
朝の会から始まります。園歌を歌って、出欠をとって、その日のルート説明を聞いて、
リュックを背負って出発です。
まずはお昼ご飯を食べる場所まで歩きます。
この日は短い登り坂を上がったところにある広場で、お昼ご飯を食べることになっていました。しかし、息子は序盤からリュックを背負ったまま座り込んで歩きません。
大人の足なら5分もかからず到着できる距離なのに、なぜか歩きません。
先に行った子は上の広場で
もう遊んでいます。

本人は座り込んだまま道端にある石を拾って
眺めたり、時より泣いてみたり。
こにわではお弁当はみんな揃って食べることを大切にしてるので、お弁当を食べるには登るしかありません。
スタッフさんは安全を確保できる範囲の少し離れたところで、時より声をかけたり様子を見守りながら待っていました。
その間なんと1時間以上!
お昼の時間が迫る中、大人に急かされることなくじっくり自分自身と向き合う時間をもらった3歳の息子は自分で泣き止み、
スタッフさんに「ひもを貸して」と言い、
そのひもで電車ごっこをしたいと伝え、ついにみんなのいる広場まで登ったそうです。

粘り強く本人の心が動くのを待ち続けてくれるスタッフさんには本当に頭が下がります。
こどもが自分で気持ちの折り合いをつけ、
自分なりの方法を考え出し、
自分から行動する。
小さなことのようで、これは貴重な経験!
こんな風に、こどものペースに合わせて1日を過ごさせてもらえて、
こどもの庭に入園できてよかったなとしみじみ思う母なのでした。
年少母 おだっち
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