毎年3学期に登る年長登山。
3回に分けてルートを徐々に長くしながら行います。
今年のツバメさんは、3人。
保育後もよく遊ぶ3人。
そのせいか、卒園が迫る今、保育では、いつもの3人で過ごすより
年中年少さんみんなと遊ぶ方がいいなぁ…なんてつぶやく。
そんな気持ちを知りつつ、年長保育や登山を3学期重ねてきました。はて、登山やるぞ!みたいな気迫は、やや例年よりも低めかなぁ…??
当日の朝早く、つばめのお母さんだけでなく、ほかの園児やお母さんたち、スタッフが、たくさん見送りに来てくれました。
お天気もまるで後押ししてくれているような、気持ちのいい朝。
登り始めると、スタッフが前回声かけしていてくれたこともあり、
今日は、
・二つの山を登る!
・新しく通る道には、アドベンチャーコースがある!
と、子どもたちからも声が聞かれ、最終コースへの気持ちが伝わってきました。
足取りも軽く、一つ目山頂に順調に到着!早速の腹ごしらえ。
お母さんの心のこもったお弁当、
他の学年のお母さんからのエールの手紙もあったりで、うれしそう。
そして、ご飯を食べながら、スタッフとあとお弁当の歌歌うの何回できる?か考えたりして、こにわの毎日を振り返る…。いよいよなんだなぁ…って寂しさが、そこにいるつばめもスタッフもちよっと心によぎりました。
ところでこの3人、
ずーっとずーっとずーっとおしゃべりしながら登るタイプ(笑)。
↑お地蔵さんになってます…
3人交代で喧嘩しては仲直り、喧嘩しては仲直りの、延々話しながらの登山…。
まあ、喧嘩しつつもお互いやっぱり気にかけながら、すぐ仲直りするんですけどね。
とてもとても気力体力のあるつばめさんたちなんです!!
そしてやっとこさ、
二つ目の山頂にも到着だ!
やったー!
↑気づけば、みなチェック柄。さらに気づけば当番スタッフもみなチェック柄(笑)!
少し足にも疲れがでてきたかな?という下山。が、下で待つお迎えの、こにわのみんなの声が聞こえた途端、がぜん元気がでて走り出します。
おーい!と呼びかける3人。
こにわっこ(在園児だけではなく、卒園児の姿も)、お母さんの面々、スタッフ…たくさんのたくさんの人たちから おかえりー!!と迎えられた時の、あの照れくさそうなうれしげな表情。
帰りの会をした時に、登山の感想聞いたんです。いつもおふざけでもあるのに、この日、子どもの顔つきがその瞬間変わりました。
「最後まで登れて嬉しかった。」
「長いコース、登れて楽しかった。最後は緊張した。」
短いことばでも、その表情からあ、今、この子たちの中に何か残ったなって、思いました。
そう、気力も体力もある3人。
そして、誰かのためだったらより力を出せる3人。
今回の登山を通して改めて感じたのは、年長登山って、
山を登った子どもとスタッフだけではなく、
他の園児たち、
お母ちゃんたち(ツバメ母も、それ以外の母たちも)、スタッフみんな、もしかしたら脈々と続く卒園したこにわっこたちとも作るものなんだなということ。
朝から、たくさんの人の応援を身体と心で感じた子どもたち。僕たちを見守り応援してくれる人たちがこんなにいてくれると実感したことでしょう。そんな時の人って、満たされてぐっことでしょう。そんな時の人って、満たされてぐっと力が出る。みんなが応援してくれたからこそ、より力を発揮してやり遂げた登山になったんだろうな。
それと…
毎年こどもたちと登るたび、過去の年長登山の話がたびたびでるんです。
ここで〇〇くんがどうしただの、〇〇ちゃんがこうしただのって。
そういう話を聞きながら登るつばめたち。
きっと一緒に過ごさなかった先輩こにわっこたちとも、どこか繋がってると感じてるんじゃないだろうか。毎年行われるこの登山を、みんなも歩いて、そこを私たちも歩いて、そしてこれからも繋がっていくって。
年長登山に関わらず、
そうだよね、
こにわは、
みんなで子どもの育ちを
見守りつくっていく場。
みんなで作った登山、
みんなで作った
3年間のこにわだよね。
あとこにわで過ごすのは
もう少しだけど、
でも、
卒園しても、
変わらないから。
みんなは、こにわっこ。
この先も
みんなは、こにわをつくる人たちだからね!
登山登頂おめでとう。
3年間ありがとう。
そして、これからもよろしくね。
追伸:
ちなみに今年のつばめさんたち、来年の登山の時用にクイズを作り、託していきました。
必ず来年の子の登山で、このクイズ出してよ!って。
来年度のつばめさんたち、
今から登山をお楽しみに!!
スタッフ かも
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