森での3きょうだい育児

ようちえん

令和2年3月、森に3年間通った1番上の息子が卒園しました。

それと入れ違いで、真ん中の娘が入園。

コロナウイルスや、大雨の影響を受け、一学期は本来通えるはずの半分以下の登園回数となりました。

娘は人一倍、人見知りや警戒心が強く、恥ずかしがり屋で泣き虫。

…これは、母親譲りなのです^^;

(でも私の幼少期のほうが10倍は酷かったよう…)

入園前から仲良しのお友達と一緒と言えど、私と離れるのは寂しく、朝たくさん泣きました。

せっかく少し慣れたのに、また夏休み、夏休み明け 泣くだろうなぁ…と、思いつつも、今回の私はドシッとしています。

上の息子を見てきたから…。

こうして、母と離れるときに泣くのも始めだけで、当番に入るとわたしにベッタベタにくっつくのも始めだけで、

そのうち、お休みの日に「今日は森のようちえんじゃないのかぁ。」って残念そうに言ったり

私が当番に入っても、一緒に手を繋いで歩くわけでもなく、お友達と遊んでるようすを、別の場所から微笑ましく見てる、そうなるまであっという間だって、分かるから。

だから今、私と離れるときに泣いちゃう娘に対して、心からギュッとできて、幸せを噛み締めることが出来るんです。

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小一になった息子ですが、ほとんどの子が幼稚園からエスカレーターという子達の中に、アウェイのまま飛び込んでいきました!

始めは、周りはお友達の輪ができ、なかなかお友達ができない、一緒に遊ぶ子がいないと嘆いて帰ってきましたが、学校行きたくないと嘆くのも始めだけでした。

どちらかというとお休みの方が嬉しいけれど、学校にも好きなお友達はいるよ、と、教えてくれます。

森で、ひとりの人として尊重され、自分のしたいことを日々やり切って帰ってくる生活をしていたので、そんな息子ならどんな環境に飛び込んでも大丈夫、と私は信じていました。

息子にも、私にもこのような自信をくれたのは、コニワのお友達や、スタッフさんや、おひさまさん(母たち)だなぁ、ってつくづく感じます。

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末っ子は1歳2ヶ月になる息子です。

最近、週1回開催される、こどもの庭 親子の会にたまに参加させてもらっています。

歩き始めた末っ子は、全てのことが新鮮で、同じ場所を何度も何度も徘徊し、大人がスタスタ歩けば一瞬で通り過ぎてしまう場所を、何度も何度も往復して、散歩に行っても進みません(笑)

私の家はかなり田舎にあり、よく「わざわざ森に行かなくてもこの辺散歩させときゃよくない?」と言われます^^;

が、違うんですよね。

上の子2人とも親子の会には行っていましたが、車の心配がなく、人様の植物や土地に迷惑がかかる心配もなく、犬のフンや除草剤などの心配もなく、「ダメ、危ない、汚い」などと口を挟まずにのびのびさせてやれる場所って、田舎でもなかなかないんです。

ある程度 整備された里山もないので、たまに親子の会に参加すると、とことん!!末っ子のしたいことにノンストレスで付き合えるんです。

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3人に共通して言えること、ずばり「森から帰ったあとはやりきった感が半端ない!!」

自然のなかで、心地よく疲れ、ふー今日もたくさん遊んだぁって充実感をもって帰ってくるので、発散不足で癇癪を起こしたりすることが少ない。

小学校に行ってしまえば、規律や、時間や、社会性とかってビシバシと課題としてでてきますが、

ある程度自分の好きな過ごし方ができる森に3年通えることって、彼らの人生の中でプライスレスだと思います!

三きょうだい、森育児!たしかに、忙しかったり大変なことはある!

だけど、それに比例して、喜びや嬉しさや感動が大きすぎる!

ほんとに親子共々いい体験をさせてもらってるなと感じます。

不安定な今のこのご時世…。これからの時代を生きる子どもたちには、ちょっとやそっとのことじゃ枯れたり倒れてしまわない、生きる根っこを太~く育てて欲しいなと思います!

年少母、エリック。

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